1.中間流通業とは
中間流通業とは
中間流通業は、消費者の皆様のより豊かで快適な生活を支える社会的役割を担っています。 また、流通経済においては、メーカーと小売業の中間で流通全体の効率化においてなくてはならない重要な役割を果たしています。
具体的には、メーカーや小売業が本来の重要な役割に専念できる環境を提供すること。集中的にリソース(経営資源)を投下できる流通環境(インフラ)を提供することで、メーカーが商品開発に集中でき、小売業が店舗開発・運営に集中できる環境を整えることが私たちの使命なのです。
中間流通業の6つの機能
◆ 集荷分散機能
メーカーと小売業がそれぞれ直接取引をして商談・発注・仕入を行う不効率な活動を、中間でまとめて担うことで、“モノの流れ”を効率化しています。
中間流通業は、数多くのメーカーから大量・多品種の商品を仕入れて在庫し、これを小売業の求めに応じて「必要な商品」を「必要なだけ」「必要な時に」店頭にお届けする機能を果たしています。
この機能がないとメーカーと小売業がそれぞれ取引をしなければならず、商流・物流的において莫大な不効率が発生します。
◆ マーチャンダイジング機能(品揃え機能)
数多くのメーカーから提供される数万種の商品の中から、消費者起点でそれぞれの顧客のニーズを満たす商品を選りすぐって、最適な売り場づくりなどのカテゴリーマネージメントの支援を行います。
※カテゴリーとは:同一使用目的の商品群の括り(例:ヘアケアカテゴリーといえばシャンプー、リンス、トリートメントなど)
◆ マーケティング機能
消費者の立場で本質的に価値ある商品を選りすぐり、店頭においてそれらの正しい情報を消費者にお伝えするPOPや陳列の提案によって、差別化された付加価値の高い売り場づくりの支援を行います。
◆ 情報機能
店頭を通じて 消費者情報・市場情報を収集・分析し、そこにメーカーの製品情報も加えて消費者起点の快適な生活に必要な情報をつくり、店頭にお届けしています。
◆ 金融機能
メーカーと小売業がそれぞれの取引条件に従って、お支払いなどの“お金の流れ”の不効率を中間でまとめて行うことで効率化しています。
◆ 店頭管理機能
店頭における陳列作業やタイムリーな店頭情報の収集などによって、店頭の活性化や生産性向上の支援を行います。