第63期
平成22年4月 1日から
平成23年3月31日まで

営業の経過及び成果会社の対処すべき課題 過去3年間の業績の推移

 

(1)企業集団の営業の経過及び成果

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、亡くなられた方々に衷心よりご冥福をお祈りするととともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 当連結会計年度における日本経済は、世界経済の回復や各種政策効果などを背景に一部景気回復の兆しはあるものの、雇用情勢は依然厳しく、個人消費の減速などにより、景気は不透明な状況が続きました。さらに、本年3月11日に発生いたしました東日本大震災の国内経済に与える影響は計り知れず、先行きの情勢を見極めることが困難な状況となっております。

 当業界におきましても、同業種間のみならず異業種間での合従連衡などによる業界再編が加速し、厳しい競争環境が継続しています。

 このような中、当社グループは創立90周年を節目として、『新・企業理念』を掲げ、「価値創出型マーケティング&セールスカンパニー」という新たな使命を拠りどころに経営を強化してまいりました。

1)キャッシュ・フロー経営の徹底
  キャッシュ・フロー経営のため、徹底した在庫削減活動を推進する一方、キャッシュの源泉となる利益の拡大を図ってまいりました。
  具体的には、生産性やコスト目標の進捗状況を毎月モニタリングして、その状況から更なる改善を図ってまいりました。
 
2)「消費者を起点」としたマーケティング機能の強化
  消費者の立場で本質的に価値ある商品やサービスを提供するため、『マーケティング機能』の強化につとめてまいりました。
  具体的には、独自の品揃え提案により差別化を図り、他社では取り扱いのない商品を得意先を通じて、消費者に提供してまいりました。
 
3)人材育成の強化
  当社の人材育成プログラムである『CBCアカデミー』も4年目となり、順調に進んでまいりました。本年度はこれまで『CBCアカデミー』で学んできた社員を、経営幹部候補として育成するため「特別コース」を設け、積極的に取り組んでまいりました。

 なお、この度の大震災における当社グループの被害についてですが、一部物流拠点において荷崩れなどが発生する影響を受けましたが、幸いにも従業員は全員無事で、当社グループの経営に影響を与えるような事態は発生しておりません。
 弊社は、中間流通業としての社会的使命の重要性から、お得意先様への生活必需品である日用品などの供給の正常化に全力を尽くし、少しでも多くのお客様の生活に貢献すべく、全社を挙げて取り組んでおります。また、当社の社会的責任を果たすために、被災された地域や人々への支援活動として、義援金の寄付や、物資の支援を行いました。また、被災地における雇用改善の一助にと、被災地から数名の社員を募集しております。

 以上の結果、子会社6社を含めた当連結会計年度の売上高は1,306億4千4百万円(前期比12億9千3百万円の減少)、営業利益は10億7千9百万円(前期比6億3千2百万円の増加)、経常利益は15億4千4百万円(前期比5億7千1百万円の増加)、当期純利益は6億7千3百万円(前期比3億1千7百万円の増加)となりました。

 セグメント別の売上におきましては、日用雑貨事業が1,287億2千2百万円(前期比16億1千4百万円の減少)、物流受託事業が17億1千3百万円(前期比3億2千4百万円の増加)、不動産賃貸業が2億8百万円(前期比3百万円の減少)となり、セグメント利益では、日用雑貨事業が9億1百万円(前期比4億8千2百万円の増加)、物流受託事業が1億5千6百万円(前期比6千9百万円の増加)、不動産賃貸業が9千5百万円(前期比3千5百万円の減少)となりました。
 当社単独の業績におきましては、当期の売上高は1,071億3千5百万円(前期比1億2千3百万円の減少)、営業利益は4億7百万円(前期比3億8千万円の増加)、経常利益は8億8百万円(前期比3億2千2百万円の増加)、当期純利益は3億7百万円(前期比2億5千5百万円の増加)となりました。

 

 

(2)会社の対処すべき課題

 当社企業集団は、特に次の5項目に注力致します。

1)キャッシュ・フロー経営の徹底
 「キャッシュ・フロー経営」を徹底することにより財務体質の強化を図り企業価値を高めるとともに株主価値を最大化させてまいります。

2)生産性の向上やコスト改善による収益構造の改革
 全ての業務プロセスを見直し、ローコストに向けた改革を推進する専属プロジェクトにより、収益性の高い企業体質への改善を進めてまいります。

3)専売品を軸としたマーチャンダイジング機能の強化
 高粗利商品である専売品をさらに開発・育成し、これを軸としたマーチャンダイジング機能を強化してまいります。

4)人材育成の強化と人事制度の抜本的改革
 当社の人材育成プログラムである『CBCアカデミー』を継続し、論理思考やプレゼンテーションスキル、マーケティング知識、財務知識、マネジメント能力開発など、一般社員の知識能力のレベルアップと経営幹部候補の育成を行ってまいります。

5)地域卸事業(地域卸売業者様との共同による地域密着小売店様への商品供給の充実と効率化)の強化
 効率的・効果的なサプライチェーンの全体最適の仕組みを研究し、地域卸売業者様との取り組み強化を推進してまいります。

 

(3)過去3年間の業績の推移
(単位:百万円)
区  分 第61期
(当連結会計年度)
(20/4〜21/3)
第62期
(当連結会計年度)
(21/4〜22/3)
第63期
(当連結会計年度)
(22/4〜23/3)
売上高 132,074 131,938 130,644
経常利益 1,035 973 1,544
当期純利益 543 355 673
1株当り当期純利益 46円54銭 32円13銭 61円27銭
総資産 41,667 40,446 42,840
純資産 12,977 13,254 13,732
1株当り純資産 1,162円30銭 1,205円76銭 1249円33銭
注1.1株当たり当期純利益は、期中平均発行済株式総数により算出しております。なお、期中平均発行済株式総数は、期中平均自己株式数を控除した株式数により算出しております。



営業の経過及び成果会社の対処すべき課題 過去3年間の業績の推移